「体育が嫌で学校に行きたくない」と感じたことはありませんか？
体育の授業が苦手な人、運動が得意でないと感じている人に向けて、本記事では「苦手意識からの脱却法」について考えていきたいと思います。
ちょっとした心がけや習慣の変化から、体育の授業を楽しめるようになっていきましょう。
目次
体育が嫌で学校に行きたくない気持ちと原因
体育が嫌で学校に行きたくない。
そう感じているあなた、一体何が原因なんでしょう？
それぞれの状況は違いますが、共通しているのは「何かしらの苦手意識」ではないでしょうか。
そこで、具体的に何が苦手意識を生んでいるのか見ていきましょう。
体育教師の指導：一生懸命しているのにやる気がないと言われる
体育の授業は、他の教科と比べて特異な存在ですよね。
体育には、他の授業ではなかなか出せない「汗と努力」が存在します。
一生懸命に走っても、ボールを投げても、それが認められないと感じたとき、どんな気持ちになりますか？
うつむき加減のあなたの姿に「やる気がない」と先生から言われてしまったら、体育が嫌いになってしまうのも当然です。
具体的な例を出してみましょう。
体育祭の練習、あなたはリレーの選手に選ばれました。
普段から体育が得意ではないあなた、でも一生懸命に練習しました。
しかし、体育の先生は「もっとやる気を出せ」と言います。
でも、あなたはもう全力で走っている。その瞬間、あなたは体育を嫌いになりトラウマになった。
この感情、共感できる人は多いのではないでしょうか。
チームプレイが苦手：運動が苦手で迷惑をかける
「仲間に迷惑をかけたくない」との一心で動くあなたが、運動が苦手であると自覚すると心は苦しくなりますね。
チームスポーツは、個々のスキルだけでなく、チームとしての連携も求められます。
連携がうまくいかないとき、負けたとき、あなたは自分を責めてしまうことでしょう。
例えば、サッカーの試合でボールを奪われてしまった、バスケットボールでシュートを外してしまった、結果、チームが負けてしまった。
あなたは自分を責め、「自分がもっと上手ければ…」と悔やむのではないでしょうか。
運動音痴をバカにされていると感じる
あなたがボールをキャッチできなかったとき、見ていたクラスメイトが笑った。
その瞬間、あなたはどんな気持ちになりましたか？
運動音痴をバカにされることは、とても辛いですよね。
運動が得意な人から見れば、遊び心で言った一言かもしれません。
しかし、あなたにとっては、その一言が自信を奪い、体育が嫌いになるきっかけになってしまいます。
例えば、授業中にバレーボールを打ち返す練習をしていて、何度もミスをしてしまった。
それを見ていたクラスメイトが「また失敗したよ！」と笑った一言で、あなたの自信は地に落ちました。
「私はダメなんだ」と思い込んでしまったその時、体育の授業が苦痛に感じてしまいます。
体育嫌いの対策
周りに運動が苦手と宣言しておく
運動が苦手だということを、他人に話すのは勇気がいるかもしれません。
しかし、苦手だと伝えていると、周囲の人々はあなたに対して理解を示し、協力的になることが多いです。
あなたが運動が苦手だと言えば、あなたに対して配慮してくれるかもしれません。
例えば、あなたがバスケットボールのチームに参加するとします。
その時に、「私はバスケが苦手なんです」と宣言すれば、チームメイトやコーチはあなたの練習を手伝ってくれるかもしれません。
また、自分が運動が苦手であることを伝えることで、失敗しても周囲からのプレッシャーが減ります。
自分が運動が苦手だと宣言することで、運動に対する恐怖やプレッシャーを和らげ、少しずつ運動を楽しむことができるようになります。
体力への自信をつける
体育が苦手だと感じているあなた。
体力への自信がないと、どんなことにも臆してしまいますよね。
大切なことは「体力への自信をつける」ことです。
体育の授業だけでなく、あなたの日常生活全体においても大切なことです。
具体的には、毎日の生活の中で、例えば散歩をしたり、階段を使ったりという小さな運動を始めてみてください。
始めは10分から、次には15分、20分と、少しずつ時間を増やしていきましょう。
自分で汗を流し息が上がることを経験することで、自然と体力がつき、自信につながります。
自分のペースで運動を楽しむ
あなたが運動を楽しむためには「自分のペースで運動する」ことが大切です。
他の人と比較してしまうと、つい焦ってしまうかもしれません。
しかし、自分が楽しむためには、自分自身のペースを大切にすることが重要です。
趣味でジョギングを始めたり、自転車に乗るなどの活動がおすすめです。
ジョギングは自分のペースで進めることができ、心地よい汗を流すことができます。
また、好きな音楽を聴きながら運動するのもいいですね。
自分のペースで楽しむことで、運動に対する苦手意識を克服し、少しずつ体育が楽しくなってきますよ。
運動嫌いの克服方法
運動嫌いを克服するための一つの方法として、「運動を日常生活に組み込む」ことがあります。
具体的には、日常生活の中で体を動かす機会を増やすことです。
そうすることで、無理なく運動習慣を身につけることができます。
運動を日常生活に組み込む
あなたが運動嫌いを克服するためには、日常生活の中で自然と体を動かす機会を作ることが大切です。
それは、何も特別な運動をするという意味ではありません。
例えば、エレベーターの代わりに階段を使う、バスや電車の一つ前の停留所で降りて歩く、スーパーでの買い物を重いものから運ぶ、などの日常的な動きです。
日常生活の中で運動を意識することで、運動が苦痛ではなく自然なこととして感じられるようになります。
そして、体力や運動能力が自然と向上していき、あなたが運動を好きになるための第一歩となります。
1人で出来る運動から始める
運動を嫌いなあなたにお勧めしたいのが「1人でできる運動から始める」ことです。
なぜなら、一人で運動することで、他人の目を気にすることなく自分のペースで行うことができ、気楽に運動することができます。
例えば、自宅でできるヨガやストレッチ、ウォーキングやジョギングなどがおすすめです。
ストレッチなどの運動は、特別な場所や道具を必要とせず、自分の時間を使ってできるため、気軽に始めることができます。
また、ストレッチなどの運動は体全体を使うため、全身の筋肉を動かすことができ、健康にも良い影響をもたらします。
「1人で出来る運動から始める」というのは、自分自身のペースで運動を楽しむための方法です。
人前で運動するのが恥ずかしい、自分のペースで進めたい、というあなたにぴったりの方法です。
まとめ
「体育が嫌で学校に行きたくない」という気持ちは、まったくもって自然な感情です。
しかし、体育嫌いの感情を少しずつ変えていくことで、体育を楽しく感じることができるようにもなるはずです。
まずは、「自分が運動が苦手だ」ということを他人に伝えることから始めてみましょう。
そうすることで、他人からの理解や配慮を得られ、運動へのプレッシャーを和らげることができます。
そして、体力への自信をつけるために、日々の生活に運動を取り入れてみましょう。
また、自分のペースで運動を楽しむために、1人でできる運動から始めることも有効です。
運動を日常生活に組み込むことで、運動が苦痛ではなく楽しみに感じるようになるでしょう。
そして、運動嫌いを克服することで、体育の授業が待ち遠しくなる日が来るかもしれません。
運動嫌いの克服は一朝一夕にはなりませんが、一歩ずつ進めば、必ず道は開けます。
体育が嫌いだからといって自分を責めず、自分のペースで運動と向き合ってみてください。
